ここ何日かお天気もぱっとしませんね・・・
株価も下がりぱなしだし。
ニューヨーク株式と数字まで連動しているみたいで・・・
やっぱり日本はアメリカの属国かぁ~
とかなんとか考えながらミカンを食べてま~す。
これ 今食べたミカンの皮・・・
乾燥させて刻んだもの
ミカンの皮も漢方では“陳皮”~ちんぴ~といって
漢方の胃腸の処方に良く使われます。
食欲増進、消化促進、子供の咳などに。
ミカンの皮にはヘスペリジン(ビタミンP)が多く含まれ
血管を強めます。
また、お風呂入れると肌あれや冷えに効果的です。
昨日は一日中雨でしたね・・・
妻や娘にせがまれて買い物に。
雨なのに立ち寄った中華料理店は長蛇の列
そうだ・・・日向のそば屋に行こう・・・
日向の大御神社から坂を上ったところにある
竹茶庵さん・・・打ちたてのおそば・・・
美味しかったで~す。
さて、今日の生薬は可憐な白い花を咲かす
くちなしの登場です・・・かおなしではないですよ。
くちなしは漢方では実(下の写真)を使用します。
漢方名を“山梔子”~サンシシ~とよびます。
効能は清熱解毒・・・つまり体内や皮膚の炎症をとる作用。
それに、不眠や精神不安にも使用します。
その他にくちなしの実は栗きんとんや
サツマイモの料理の色付け(きれいな黄色)に使います。
今日も良い天気ですね
しかし明日から天気は下り坂・・・
今日は身近な生薬のつづきです。
これはみなさん良くご存知の・・・・
はい!・・・セミ・・・セミの抜け殻です。
小さいころ、よく木に着いているセミの抜け殻を
取ってきて遊んだものです。
漢方では蝉退(ぜんたい)といって
熱さましや皮膚の炎症に使用します。
漢方処方では「消風散」~しょうふうさん~の中
に入っています。この処方はアトピーなどのかゆみの
強い皮膚炎に多用します。
たくさん取れたから買ってくれ・・・つて
それは、やっておりません・・・あしからず
今日は冷たい雨の一日です。
寒いですね~。
こういう日の夜は、おでんと熱燗が最高ですね。
今日も昨日に引き続き身近な薬草について
お話いたしましよう。
これは何だと思いますか・・・・
“柿のへた” ですよ
柿のへたも立派な漢方生薬なのです。
漢方薬の「柿蔕湯」~シテイトウ~という処方の
中に配合されています。
なんと・・・しゃっくりの特効薬だったのです。
柿のへただけでも煎じて服めばしゃっくりに良くききます。
まだまだありますよ・・・・・・<続く>
今日は気持ちの良い日でしたね~。
朝、自転車で田んぼの中を走っていると
雲の合間より陽光がまるで仏様の後光のように
差し込んでいました。
何と神々(こうごう)しい情景・・・・
何だか、すがすがしい気に覆われての一日の
始まりでした。
今日は生薬のお話を・・・
みなさん、地龍(じりゅう)って聞いたことありますか。
じつは、みなさん良くご存知の“ミミズ”のことです。
漢方では熱さましとして昔から重宝されてきました。
当店でも原因不明の長引く発熱には大変良く使用します。
また、最近ではミミズの体内成分(ルンブルキナーゼ)
が血栓溶解作用があることがわかり、血流障害に用いられて
います。
みなさんも発熱の時にはぜひどうぞ
立てば芍薬(シャクヤク)
座(すわ)れば牡丹(ボタン)
歩く姿は百合(ユリ)の花・・・
みなさん、これらの文章聞いたことありますか?
そうです。
昔から云われて来た美人の様子をあらわした
文言ですよね
美人とは立ち姿は芍薬の花のように凛として、
座れば牡丹の花のように艶やかで
歩く姿はユリのように優雅である。
・・・・・貴女はどうですか
この文言にはもう一つの意味が隠されていました。
(腹が)立てば芍薬の根をのみなさい。
・・・腹直筋の緊張やイライラには芍薬を・・・
(生理痛などで)座れば牡丹の根をのみなさい。
・・・生理痛や婦人病には牡丹の根を・・・
(ふらふらとユリのように)歩く人には百合の根を・・
百合の根には鎮静効果があり気病によい・・・
どうです、みなさん ちゃんと漢方薬的意味があったん
ですよ・・・・
今日は暖かい日でしたね。
今日は頭痛のご相談の患者さんが多かったです。
月齢や気圧にも左右されるみたいですね。
最近、若い女性が頭痛でご来店されます。
やはり、痩せ型でいかにも冷え性って感じの女の子。
よく問診してみますと、やはり・・・・
食生活の乱れ、夜更かし、運動不足。
前回までの食事のウンチクで書いた陰性の甘い食べ物
を多くとっていたり、携帯の長話で夜更かし・・・
結果として冷えて血行が悪くなり頭の栄養や酸素が
行き渡らなくなり頭痛を発症するパターンが多いですね。
生理痛や不順なんかも伴います。
生理時は骨盤内に血液が集中して頭へ行く血液が
減ってしまい頭痛、イライラ、肩こり、ぼんやり・・・
・・・生理前から性格が豹変する貴女・・・
日頃の食生活や生活習慣を見直して血液を増やしましょう
今日は良い天気で空にはスジ状の雲が出てました。
みなさん、風邪は引いていませんか
手洗い、うがい、マスクで風邪予防しましょう
今日は前回の陰陽五行説の補足です。
占いの相性ってこの五行説が基本になっているって
ご存知ですか。
この図には書いていませんが
肝→春→酸→木
心→夏→苦→火
脾→土用→甘→土
肺→秋→辛→金
腎→冬→鹹(塩)→水
のように配置されています。
年末ごろに書店の並ぶ新年の暦(こよみ)には
誕生年の九星が書いてあります。
一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星・・・・
見た事ありますか・・・・
この水とか土とか木とかをみて大体の相性を判断します。
例えば、水は木を育てるので相性は吉です。(相生関係)
逆に水は火をけしますので相性は凶なのです。(相剋関係)
図の両隣どうしは相性は吉で、その他の星は凶になります。
金は火に溶かされて凶、木は金(属)に切られて凶、
土は木に養分をとられ凶、土は水に流され凶、
などのように説明がつきます。
みなさんは、職場の人たちや恋人、家族との相性はいかがでしょうか。
今日はあいにくの雨でした。
節分の鬼も出不精になってじっとしているかも
さてさて、今回は前回の五味に続き、五味と季節について
書いていきましょう。
漢方理論の陰陽五行説では季節も五季に分れます。
・・・・? 四季で季節は四つでは
五行説では、春、夏、秋、冬に土用を加えます。
そうです、あの有名な土用の丑の日のうなぎの土用です。
土用とは立夏・立秋・立冬・立春の前の約18日間。
つまり季節の変わり目のことで年に四回あります。
春・・肝臓・・酸 春は肝蔵がもっとも働く季節、
その時期にすっぱい物を摂ると良いということ。
夏・・心臓・・苦い 夏は血流を盛んにして熱交換を強力
にしなければいけない季節で心臓の働きはピーク
になります。そのような夏には苦い味・・・そうです
夏はビールにゴーヤ たまりませんね・・・・
秋・・肺・・辛らい 秋は植物の葉っぱ落ち大気が薄くなる
季節、肺が活発に活動して薄くなった大気から酸素
を取り込まなくてはならず活動はピーク。
そんな肺にパワーを与えるのが辛いたべものです。
秋にこそ明太子パワーですぞ~桝元さんヨロシク
冬・・腎臓・・鹹(かん) 冬になると体表の汗腺が閉じて水分
は尿へと導かれます。そのような冬には腎臓が大活躍。
そんな腎君には天然ミネラルパワーが必要になります。
土用・・脾(胃腸)・・甘 季節の変わり目はとかく胃腸が弱り
がち・・・そのような時には甘み、それも天然の甘みにより
胃腸が元気になります。(砂糖ではなく野菜や魚や肉の
中に存在する甘み) やっぱり土用はうなぎの蒲焼か?
年に四回も食べられまっせー
みなさん、季節によって五味を使い分けるのもいいですよ。
みなさん、今日は食べ物の味についてのお話です。
味覚には酸、苦、甘、辛、鹹(かん・・・塩からい)
の五味があります。
食物もそれぞれこの五味を備えています。
漢方ではこの味によって身体への効能を考えます。
陰陽五行説という漢方の基礎理論には
それぞれの味を各臓器(肝、心、脾、肺、腎)
にあてはめています。
酸・・・すっぱい食べ物は肝に良い(実際クエン酸や食酢は肝臓によいです)
苦・・・にがい食べ物は心に良い (コーヒーは心臓拍動を強めます)
甘・・・あまい食べ物は脾(胃腸)に良い(甘いは砂糖の甘さではなく
自然の野菜などの甘みのことで胃腸を元気にします。
最近ではある種の糖がビフィズス菌を増やして
胃腸を丈夫にすることが判っています)
辛・・・からい食べ物は肺に良い (大根や生姜や唐辛子などの辛さは
肺の機能を活発にし発散作用があり風邪の
の時などに食べると良いといわれています)
鹹(塩)・・塩からい食べ物は腎に良い (塩とは食塩をさすものではなく
天然ミネラル成分のことで、それらが不足すると腎
が衰えて老化が進むといわれています)
食事も五味のバランスを考えて健康維持に役立てたいものです。