今日はあいにくの雨でした。
節分の鬼も出不精になってじっとしているかも
さてさて、今回は前回の五味に続き、五味と季節について
書いていきましょう。
漢方理論の陰陽五行説では季節も五季に分れます。
・・・・? 四季で季節は四つでは
五行説では、春、夏、秋、冬に土用を加えます。
そうです、あの有名な土用の丑の日のうなぎの土用です。
土用とは立夏・立秋・立冬・立春の前の約18日間。
つまり季節の変わり目のことで年に四回あります。
春・・肝臓・・酸 春は肝蔵がもっとも働く季節、
その時期にすっぱい物を摂ると良いということ。
夏・・心臓・・苦い 夏は血流を盛んにして熱交換を強力
にしなければいけない季節で心臓の働きはピーク
になります。そのような夏には苦い味・・・そうです
夏はビールにゴーヤ たまりませんね・・・・
秋・・肺・・辛らい 秋は植物の葉っぱ落ち大気が薄くなる
季節、肺が活発に活動して薄くなった大気から酸素
を取り込まなくてはならず活動はピーク。
そんな肺にパワーを与えるのが辛いたべものです。
秋にこそ明太子パワーですぞ~桝元さんヨロシク
冬・・腎臓・・鹹(かん) 冬になると体表の汗腺が閉じて水分
は尿へと導かれます。そのような冬には腎臓が大活躍。
そんな腎君には天然ミネラルパワーが必要になります。
土用・・脾(胃腸)・・甘 季節の変わり目はとかく胃腸が弱り
がち・・・そのような時には甘み、それも天然の甘みにより
胃腸が元気になります。(砂糖ではなく野菜や魚や肉の
中に存在する甘み) やっぱり土用はうなぎの蒲焼か?
年に四回も食べられまっせー
みなさん、季節によって五味を使い分けるのもいいですよ。