今の季節によく野原で見かけるこの植物
“よもぎ”です。漢方名は艾葉~ガイヨウ~といいます。
草もちとして昔からお餅に混ぜて食べてきました。
ヨモギには色んな効能があります。
まずは血行を良くして温める作用があります。
また、貧血にはヨモギの葉緑素が役立ちます。
他には各種出血の予防や治療に使用します。(痔の出血など)
最近ではヨモギのエキスがかゆみに大変良く効くとのことで
商品化されています。(パンパニローション)
乾燥したヨモギはお茶として冷え性、貧血、婦人病によく
女性の方に多く飲まれています。
お風呂に1回100グラムほどガーゼの袋にいれて浴剤として
使用しますと血行が良くなり冷え性、かゆみ、肌荒れに効果が
あります。
またヨモギはもぐさの原料になります。
つくし(土筆)だれの子・・・スギナの子♪
かっちゃんカズノコ・・・ニシンの子♪
今日は、つくしとスギナのご紹介です。
店の裏の空き地にはスギナ、つくし、ヨモギ
などがいっぱい生えていました。
今日撮影した つくし と スギナです。
共に根っこはつながっていて、詳しくはつくしは胞子茎、
スギナは栄養茎といい、一つの植物です。
最近、つくしは花粉症に効果があるとの報告があったり
スギナには糖尿病、腎臓、高血圧、高脂血症などの
メタボ改善効果があるなど注目を集めている生薬です。
乾燥したスギナは当店にございますのでご利用ください。
今日は午後から日が差し始めました。
暖かな一日になりました。
もうそろそろ道端に顔を出す
タンポポです・・・・
小さいころ、タンポポを折るとその茎からミルクのような汁
が出てきて、いたずらで飲んだりしていました。
漢方では根を使用します。
生薬名を“蒲公英”~ホコウエイ~といいます。
薬効は、オッパイがよく出るようになります。
出産後、乳汁分泌不良の改善に「蒲公英湯」という処方
にして服用します。
また最近ではタンポポのエキスが肝臓に良いということで
健康食品になっていたり、タンポポティーとして
女性の美容と健康にも飲まれています。
ここ何日かお天気もぱっとしませんね・・・
株価も下がりぱなしだし。
ニューヨーク株式と数字まで連動しているみたいで・・・
やっぱり日本はアメリカの属国かぁ~
とかなんとか考えながらミカンを食べてま~す。
これ 今食べたミカンの皮・・・
乾燥させて刻んだもの
ミカンの皮も漢方では“陳皮”~ちんぴ~といって
漢方の胃腸の処方に良く使われます。
食欲増進、消化促進、子供の咳などに。
ミカンの皮にはヘスペリジン(ビタミンP)が多く含まれ
血管を強めます。
また、お風呂入れると肌あれや冷えに効果的です。
昨日は一日中雨でしたね・・・
妻や娘にせがまれて買い物に。
雨なのに立ち寄った中華料理店は長蛇の列
そうだ・・・日向のそば屋に行こう・・・
日向の大御神社から坂を上ったところにある
竹茶庵さん・・・打ちたてのおそば・・・
美味しかったで~す。
さて、今日の生薬は可憐な白い花を咲かす
くちなしの登場です・・・かおなしではないですよ。
くちなしは漢方では実(下の写真)を使用します。
漢方名を“山梔子”~サンシシ~とよびます。
効能は清熱解毒・・・つまり体内や皮膚の炎症をとる作用。
それに、不眠や精神不安にも使用します。
その他にくちなしの実は栗きんとんや
サツマイモの料理の色付け(きれいな黄色)に使います。
今日も良い天気ですね
しかし明日から天気は下り坂・・・
今日は身近な生薬のつづきです。
これはみなさん良くご存知の・・・・
はい!・・・セミ・・・セミの抜け殻です。
小さいころ、よく木に着いているセミの抜け殻を
取ってきて遊んだものです。
漢方では蝉退(ぜんたい)といって
熱さましや皮膚の炎症に使用します。
漢方処方では「消風散」~しょうふうさん~の中
に入っています。この処方はアトピーなどのかゆみの
強い皮膚炎に多用します。
たくさん取れたから買ってくれ・・・つて
それは、やっておりません・・・あしからず
今日は冷たい雨の一日です。
寒いですね~。
こういう日の夜は、おでんと熱燗が最高ですね。
今日も昨日に引き続き身近な薬草について
お話いたしましよう。
これは何だと思いますか・・・・
“柿のへた” ですよ
柿のへたも立派な漢方生薬なのです。
漢方薬の「柿蔕湯」~シテイトウ~という処方の
中に配合されています。
なんと・・・しゃっくりの特効薬だったのです。
柿のへただけでも煎じて服めばしゃっくりに良くききます。
まだまだありますよ・・・・・・<続く>
今日は気持ちの良い日でしたね~。
朝、自転車で田んぼの中を走っていると
雲の合間より陽光がまるで仏様の後光のように
差し込んでいました。
何と神々(こうごう)しい情景・・・・
何だか、すがすがしい気に覆われての一日の
始まりでした。
今日は生薬のお話を・・・
みなさん、地龍(じりゅう)って聞いたことありますか。
じつは、みなさん良くご存知の“ミミズ”のことです。
漢方では熱さましとして昔から重宝されてきました。
当店でも原因不明の長引く発熱には大変良く使用します。
また、最近ではミミズの体内成分(ルンブルキナーゼ)
が血栓溶解作用があることがわかり、血流障害に用いられて
います。
みなさんも発熱の時にはぜひどうぞ
立てば芍薬(シャクヤク)
座(すわ)れば牡丹(ボタン)
歩く姿は百合(ユリ)の花・・・
みなさん、これらの文章聞いたことありますか?
そうです。
昔から云われて来た美人の様子をあらわした
文言ですよね
美人とは立ち姿は芍薬の花のように凛として、
座れば牡丹の花のように艶やかで
歩く姿はユリのように優雅である。
・・・・・貴女はどうですか
この文言にはもう一つの意味が隠されていました。
(腹が)立てば芍薬の根をのみなさい。
・・・腹直筋の緊張やイライラには芍薬を・・・
(生理痛などで)座れば牡丹の根をのみなさい。
・・・生理痛や婦人病には牡丹の根を・・・
(ふらふらとユリのように)歩く人には百合の根を・・
百合の根には鎮静効果があり気病によい・・・
どうです、みなさん ちゃんと漢方薬的意味があったん
ですよ・・・・
今日は暖かい日でしたね。
今日は頭痛のご相談の患者さんが多かったです。
月齢や気圧にも左右されるみたいですね。
最近、若い女性が頭痛でご来店されます。
やはり、痩せ型でいかにも冷え性って感じの女の子。
よく問診してみますと、やはり・・・・
食生活の乱れ、夜更かし、運動不足。
前回までの食事のウンチクで書いた陰性の甘い食べ物
を多くとっていたり、携帯の長話で夜更かし・・・
結果として冷えて血行が悪くなり頭の栄養や酸素が
行き渡らなくなり頭痛を発症するパターンが多いですね。
生理痛や不順なんかも伴います。
生理時は骨盤内に血液が集中して頭へ行く血液が
減ってしまい頭痛、イライラ、肩こり、ぼんやり・・・
・・・生理前から性格が豹変する貴女・・・
日頃の食生活や生活習慣を見直して血液を増やしましょう