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2009年07月21日 19時27分

夏は暑気のためにひどく体力が消耗しますので、なるべく消化しや

すくて栄養分のあるものを食べる必要があります。

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暑い時期ですので体の熱になるような食べ物、例えば糖質(甘い物)

や脂っこい物は控える必要があり、消化しやすいタンパク質やビタミン

、ミネラル(緑黄色野菜など)を十分摂るようにします。

それにはウナギを食べると良いと、二百五十年ほど前に漢学者の

荻生徂徠(おぎゅうそらい)が教え、後に蜀山人や平賀源内らによって

宣伝され現代に伝えられています。

ウナギはビタミンAと消化の良いタンパク質を多く含んでいます。

関東風と関西風の二通りの調理方がありますが、夏場には関東風の

一度、白焼きにしてから蒸して適度に脂肪を落としてからたれで焼く

やり方のほうが夏痩せの食べ物として最適です。

あつあつの蒲焼に山椒の粉を振りかけて食べるのは、まさに

夏の食味の王様です。

ちなみに山椒は漢方では脾胃(胃腸)を温める聖薬です。

今年は一昨日(7月19日)と7月31日の2回、「土用の丑」の日が

あります。

夏の土用は平気法では立秋の前の18日間、丑の日が二度の年は

約2年に1回の割合で訪れます。

民間伝承を根拠とするならば、土用の丑の日に食べるものはウナギ

ではなく「う」の付くものなら何でもいいのだとか・・・。

うどんでもいい訳で、ウナギ以外には、梅干や瓜などを

食する習慣もあったようですが、今では殆ど見られません。

また実際に丑=牛を食べる方が語句的には合っていそうですが

当時の日本は牛や馬などの肉食は日常的ではなかったようです。

♣健康歳時記 コメント(0)