1.薄着をしない
気の勢いが外向きから内向きに変わるので、皮膚の防衛力が
手薄になります。薄着でからだの熱や水分を逃がしたりして、
かぜを引かないように気を付けましょう。汗をかいたらすぐに
拭いてください。
2.激しい運動は避ける
激しい運動でエネルギーの消費や発散を強めては、自然に
逆行することになり、来るべき冬に向け健康を維持できなく
なります。
3.憂鬱(ゆううつ)にならない
心静かに、気持ちをできるだけ平穏に保ち、心配事や悲しみで
感傷的にならない。もし、そのような気持ちになったら、
カラオケなどで大きな声を出して発散しましょう。
4.眠り過ぎない
長く寝ていると、秋と関係の深い肺気が虚すといわれています。
肺(呼吸器)が弱っている人にとって、体を休ませ過ぎることは、
気のめぐりをますます悪くします。だからといって、睡眠が不足する
ことも決してよくありません。早寝早起きを心掛けましょう。
5.燥を潤すものを食べる
ゴマ、もち米、うるち米、ハチミツ、ビワ、パイナップル、乳製品などの
柔らかいものを適当に食べたほうがよく、胃を益し、唾液の分泌を促し、
からだを潤してくれます。
果物は、水分が豊富で潤す働きがあるように思いますが、
それ以上に冷やす作用が強いので積極的にとらない。
6.旬を食べる
旬のものはハウスものよりミネラルが豊富で、さつまいも、里芋、
じゃがいも、山芋、ごぼう、れんこん、ニンジン、茸、ブロッコリー、
カリフラワーなどの秋野菜を積極的に取りましょう。
ほかに、さんま、いわし、さばなどの魚も脂がのっておいしい季節です。