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2009年06月19日 17時57分

さて、自然との調和とは具体的にどのようなものなのでしょう。

日本を取り巻く自然には、四季があります。 春夏秋冬と移り変わ

っていく環境に調和した生活とはどうすれば良いのでしょう。

今回は夏の過ごし方について考えてみましょう。

夏といえば、太陽、暑い、汗、海水浴、湿気などを連想します。

すなわち、環境は暑くなって湿度が高くなる。 凉を求めて身体を

冷やす食べ物が欲しくなる。 自然は春に芽を出した草木がより

一層生い茂って、動物は活発に活動する時期です。

昔の人は人間の身体を五つに分類して、肝・心・脾・肺・腎の

五臓ととらえました。 また、春は肝、夏は心、秋は肺、冬は腎が

それぞれ活動する臓器として考え、脾は各季節の変わり目の時

つまり土用(立春、立夏、立秋、立冬になの前のそれぞれ十八日間) 

に活動する臓器と考えました。

夏に活発に活動する「心」とは何でしょうか。?

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五臓でいう「心」とは、西洋医学でいう心臓を含め、もっと広範囲に

活動をしている臓器と認識しました。

「心は精神、意識、記憶を司る」といって、西洋医学でいう脳の働き

をも含有していると考えていたようです。

また「心」は体のなかで一番、陽気の多い臓器と考えて、心の働きは

陽気が過多にならないように冷却器の働きをしています。 ~つづく~

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