今日も梅雨とは思えない良い天気でした。
やはり、梅雨には梅雨らしい天気でないと人間、メリハリがつきません。
今日からシリーズで漢方的な夏場に向けての色んな健康情報を
書いていきます。
中国の最古の医学書「素問」には、人間の寿命は百二十年と
書かれています。
今から二千年以上も前に書かれたとされる「素門」に次のようなことが
書かれています。
「素門」の内容は、黄帝という王様と、家臣であり医師でもある岐伯、
雷公などという人達との問答形式で書かれています。
その黄帝が岐伯先生に問うのです。
「昔の人は百歳になっても元気だった。しかし今時の人は五十歳に
なるともうヨボヨボだ。その理由を聞かせてくれ」
岐伯先生は次のように答えています。
①飲食に過不足がないようにすること。
現代にも通じる回答です。好きだからといって食べすぎは禁物です。
もっとも食欲の無いときは、まず好きな食べたいと思うものから
食べると 食欲がわいてくることがあります。
②心身共の過労を戒める。
俗にいうストレスでしょう。最近西洋医学でもその重要性に注目
してきた心身医学がこの時代にあったのです。
怒りすぎてイライラするとのぼせます。のぼせると頭痛、不眠などに
なります。
高血圧症の人には特に悪いようです。
あるいは恋病いなどで悩みすぎると必ず胃腸の消化力が低下
します。
古典医学では、このような精神的動揺を病気の原因の一つに
数えます。
喜び、怒り、思い悩む、悲しみ、憂鬱、驚く、恐れ・・・
七種類ほどあります。七情とか内因とか言われています。・・・《つづく》