<   2010-04   >
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
2010年04月19日 14時39分


null
企業城下町”延岡”。

「旭化成が咳をすれば延岡市が風邪をひく」


いろいろと囁かれますが、誰がどう言っても
旭化成様様!の街なんです。


旭化成は市内に数個の工場を持ってます。

5・6年前に激震が走った中川原町の「レーヨン工場撤退」というニュース。

旭化成はホントは延岡に見切りを付けたいんじゃないか!?という噂の中での発表に
ついに動き始めたか!と焦ったもんです。


しかし今に至るにレーヨン生産を止めた後も、また違うものを製造し始めたんで
雇用や地域経済に多きな影響は出なかったように見えます。


っで本題。


赤白の巨大煙突がトレードマークの「ベンベルグ」はどうなの??と。


合成繊維「ベンベルグ」


あんま聞きなれない製品ですが、旭化成が昭和の一ケタ台の時代から
一貫して生産を続けている繊維。

ベンベルグとは絹に近い質感で、合成繊維でありながら原材料の一部に
天然素材を使うという半分「化学繊維」で半分は「天然繊維」みたいなもんです。


それで、ライバル商品のポリエステルは安くて汎用性が高いが
”ゴワゴワ感”がぬぐえない。

ならば絹はどうかとなるとコストが高すぎる。

そこの隙間にこのベンベルグがあるんです。

ニッチ的な存在の為、レーヨンやポリエステルのように海外との
値下げ競争も激しくなく、息長く旭化成が作り続けておるんです。


いわばベストセラー商品と言えるこの繊維、旭化成はこの事業で
黒字を出しております。

”赤”じゃないんです。

だからこそ作り続けるし工場も存続しているんです。
今後も未来永劫は無理としても続けて欲しいもんです。

とりあえずこの奇跡の商品に感謝せんといかんですね!




この話をお聞かせ頂きましたお旭化成職員でありお客様のK様、
有難う御座いました。(_)

賃貸担当 田中 宣彦

日記 コメント(0)