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2011年12月27日 12時41分

今年、最後のエントリーになると思います。

賃貸担当 田中 のりひこです。

いろいろ書こうと思うんですが、なかなか時間を作れず
やきもきしている日々であります。

昔はいろいろ書いてたんだけどなぁ~w


最近、なんで政治・経済のことを書きだしたの?という
質問をよく聞きます。。


よぽっど暇なのか?とも言われるんですけど
そう言われればそういうことになりますわなぁw

まぁ簡単に言えば、”楽して儲かるにはどうすればいい?”という
ぬるい発想があったため!(笑)なんです。

周りを見渡せば、みんな一生懸命仕事をし、決して楽じゃ無いはずなのに
歯を食いしばって頑張っております。

特にこの不動産という仕事をしていると、家を借りる・買う・売る・貸すという
中に、みなさんの生活・暮らしぶりを垣間見れるので、解りやすいんです。


もうこんなにみんな頑張っているのに、これは頑張る云々が問題じゃないぞ!と
遅ばせながらも気づきまして、その原因はただ一つ、物価の価値が下がる=給料も
自動的に下がる「デフレ」というだけなんだと。

そのデフレを作り出しているのは何なのか!?と問えば、それは
政治が悪い・・・ということだけなんです。

つまり経済を良くしようと思えば(みんなの給料を上げる)、日本国政府がデフレ期における
財政出動(国債発行して公共投資を行う)するしか方法が無いんです。(このデフレ期では)


日本は経済は一流、政治は二流とよく言われます。


これ以上、民間企業だけが頑張り続ければ、企業同士がガリガリとコストを削ってさらに
デフレが深刻化するでしょう。

ここからはもう日本政府に当たり前のデフレ対策を行って貰う他ありません。。
(インフレ期には真逆になります。投資抑制をしなければなりません)


おとといの朝日新聞、またまた大騒ぎ。



その1000兆円がなんなのか!?



ちょっとだけ書いてみます。

日本政府は(国)だれからお金を借りているのか?


日本政府はほぼ全てを自国内の金融機関などから調達しております。

(日本とアメリカ以外は他国から借りているのでえらいことになってます。
それらの国の一番の問題は、自国内で「通貨発行」が出来ない。
因みにアメリカは通貨を3倍発行しております。だから円高が続いております。)


その金融機関にあるお金をひも解くと、国民みんなの「貯金」であります。



下の図をチェック。




赤色を見てください。


みんながお金を使わず、銀行に預けたお金がだぁーっと増えております。

青色が民間企業による、投資の推移。


みるみる減ってきております。


だれも設備投資をしなくなったということです。


そして注目が緑色。


みるみる増えてます。

これが「預金超過額」


銀行からだれも借りないお金がじゃんじゃんと増えて行き先が無くあまっております。


だれも借りないから、銀行は国債を買っているんです。

逆に言えば、国債を買わないと銀行は倒産します。

預金が増えれば、預金者に金利を払わないといけないから。

っでバブル崩壊後、国が1000兆円まで借り続けた国債の金利はどうなっているか?




下の図。









1000兆円を突破してもなお金利は下がり続けて、今や1%以下に。


負債が増えても増えても下がり続ける金利。

破綻などとは一番縁遠いわけです。

それほどに銀行に使われないお金が貯まっているというこです。

また日本政府は、「通貨発行権」もってますのでいつでも円を作ることが出来ます。
よって、政府負債をいつでもチャラにできます。
(負債が円建てなのであるから)


よく言われる、政府の借りたお金が、民間や企業が銀行に預けたお金を超えるのか?

超えません。



それはバランスシートを見れば、歴然。





バランスシートは、貸した方と借りたほうの金額は常に一致。


政府が借りて使ったお金はどうのなるのか?

消えてなくなる??


いや、最終的には政府は公共投資などで民間に仕事を発注して、利益や給与と言う形で
企業や民間の貯蓄に残るのです。

っで負債も増えるが金融資産が増えてますんでバランスシートは常に一致します。

(国の経済を、お金を使って消える家計の計算と混同にしちゃいけません。
また国の負債1000兆円増えれば、僕らの資産も増えているということ。

僕らは政府(国)に対して「貸し」があるのであって、「借り」はありません!!
国民一人当たりの700万円の借金がある!という俗説は大きなミスリードであります。
正確には700万円の「貸し」があるということ)

今のデフレ期では政府の負債は増え続けることは問題じゃないんですな。


むしろ使われないお金を、唯一政府のみしか使えなので、
今は日本政府が積極的に使うべきなんです。


これを見ると歴然。



青色のグラフが公共投資額の推移。

公共投資が増えるとGDP、簡単に言うとみんなの給料は
どうなるか??



赤色のグラフがGDPの推移、完全に公共投資と連動して増減しております。

1996年をピークにみんなの給料はだだ下がり・・・。。


税収はどうなるか?



青色がGDP、赤色が税収額。

これも完全にGDPと連動して増減しております。


GDPが増えれば税収も増えるし、GDPが減れば、税収も減ります。

(増税したらものを買いたいという意欲が減って、税収も当たり前に減ります・・・)



ちょー簡単。


税収を増やすのにはGDPの成長、すなわち経済成長あるのみ!



最後に、民間の信用拡大で投資が過熱し始めて、インフレに経済がなれば
そこで初めて税率を上げて、経済にブレーキをかけてインフレ率をコントロールするのみ。


売れない、買わない借りないは、もはや民間だけの問題では解決できません。


今こそ、政治に注目して、正しい政策をやってもらおうじゃないの。

民主党のマニフェスト、「コンクリートから人へ」は大間違い。

正しくは「人からコンクリートへ」なのである。


政府が人にいくらお金をばら撒いても(子供手当てや農業個別保証)
もらった人がデフレでお金を使わず貯金に回してしまえば、GDPにはまったく反映されない)


そしてもう苦しい思いはせずに、”楽して儲かろうじゃないの!(違うか?w)



もうここらにしておきます。

(長々なったけど、みんなの先行きの不安が解消できれば幸いです)


PS

今年は激動に一年でありました。


良くも悪くも、健康面においてもこんな苦しい年はなかったと思います。

来年は”自分の年”にします。

今年もいろいろとありがとう御座いました。

良いお年を!:wink:

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