私は子供のころから妖怪や物の怪のたぐいに大変興味がありました。
実は、今でも「ゲゲゲの鬼太郎」の大ファンなんです。
店の相談カウンターには鬼太郎ファミリーを飾っています。
だいぶ以前のテレビで西米良村の「かりこ坊」という妖怪をテーマに
した番組がありました。実際に山で仕事をされている人と同行して
「かりこ坊」らしき声を収録していました。
村人いわく、かりこ坊は山の神でもあるとのこと。
・・・ある人が山道を歩いていたら、つむじ風のような空気の塊が
シャーシャー響きながら川に飛び込んだ。
かりこ坊は山で山の神、川に入って水の神に変神したのかなぁ。
姿は見せませんでしたが、あれが鳴き声か・・・うん?・・鳥の声の
ようにも聞こえましたが、地元の人には区別がつくようでした。
宮崎には「ガラッパ」「ヒョウスンボ」などの妖怪の伝説があるようです。
・・・ガラッパやヒョウスボは、秋に山に登り、春に川に下る。
いたずら好きで、人に相撲を挑んだり、馬を川に引いたりする。・・・
高度成長期以降、急速に私たちの周囲から消え去っていった河童
や天狗、鬼、あるいは不思議な能力をもった狐や狸、蛇、猫といった
動物たち——昔の人はこれらを「もののけ」とか「化け物」、
「変化・魔性の物」などと呼んで恐れていました。
そのようにして人と自然とが調和していたのだと思います。
しかし、今は自然破壊によって妖怪たちも居場所が無くなり絶滅に
瀕しているのでしょうね。
何か寂しいですね・・・・人間に対する警告なのかもしれません。
コメントはありません