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2009年03月28日 16時03分

最近、アメリカなどで漢方的食養法がブームになっているそうです。
「マクロビオティックス」と呼ばれて色んな本も出ているとのこと。

漢方の世界では昔より提唱してきた食事療法です。

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東洋医学では医(薬)食同源という考えがあって、
食事もりっぱな治療法なんだって教えです。

身土不二・・・その人の住むその土地やその時期の
         食べ物を食べる。・・・(過去記事参照)

一物全体・・・野菜など葉も茎も根もすべて無駄なものはなく
        全体をいただいて自分のものにする。
        また目には目を、歯に歯を、骨には骨を、
        肝臓には肝臓を・・たべればいいのです。
        つまり人間の体も他の動物も同じで目の悪い人は
        魚などの目を食べればいいという考え方です。

      

陰陽五行・・・食べ物にはすべて陰陽があり、例えば陰の体質の
        人は陽の食べ物をとりなさい。また
        五行(木火土金水)つまり季節感や体質の相性を考えた
        食をしなさい。などの聞きなれない語句で書かれています。

  簡単にいえば明治時代あたりの食事が良いって書いているようです。

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2009年03月23日 16時21分

今日は朝から気持ちの良い日になりました。
朝の空気がとても清々(スガスガ)しかったです。

春は気持ちをのびのびさせないと気の病気になりやすい季節です。
気には気(香り)を・・・ということで、当店では、いつも店内で
沈香(ジンコウ)、白檀(ビャクダン)、伽羅(キャラ)などのお香を
焚いております。
私は沈香の香りが好きで、いつも癒されています。

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これらの、お香には気を落ち着かせる作用と、その場を浄化する
効もあります。嫌な気を感じた時や気分を変えたい時などに効果的です。

漢方では気剤と言って、ハッカや紫蘇やミカンの皮などのような
香りのいい植物が薬草として漢方処方に組み入れられています。

先程の沈香も、焚くだけでなく、服用もできるのです。
しっかり漢方薬の中に入っている、れっきとした生薬です。

文字の通り、(気を)沈める香り・・・気を落ち着かせる効能があり
『感應丸』~カンノウガン~という処方に入っています。


:**:金色した平べったい丸い剤形:arwtop:・・・一粒、300円です。・・・

「感應丸」は、漢方的な表現では「五疳~ゴカン~薬」とよばれる製剤で、
五疳とはもともと中国から出た言葉で、今日の言葉でいえば、かんの虫
、かんしゃく持ち、イライラ、神経質。または虚弱体質でちょっとしたことで
ひきつけを起こしたり、めまい、悪寒、発熱などを起こしやすく、
また熱がなくても悪寒、失神状態になりやすいような体質をいいます。

「感應丸」は、気持ちを落ち着かせたい時や、人前で何かすると
上がってしまう方などの予防。

虚弱な方に多いひきつけ、気付け、息切れ、動悸、消化不良、
乗り物酔いなどに効果があります。

その他に「感應丸」に含まれる成分のうち、「牛黄[ごおう]」と
「麝香[じゃこう]」は、芳香開竅[かいきょう]薬とよばれ、
「気」「血」の通り道となる経絡[けいらく]や、神経などの循環を良くし
意識を覚醒させるはたらきがあるといわれ古くから大変な「高貴薬」
として用いられてきました。

ちなみに、この「感應丸」は、かの有名な“水戸の黄門”さまの
印籠~インロウ~の中にいつも入っていた旅の常備薬だったとのこと・・・:memo:

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2009年03月18日 17時31分

今日も暖かな日でしたね・・・:sun1:

これからの季節、だんだんと紫外線が強くなり
女性にとっては日焼け、シミ、肌荒れなどの
皮膚のトラブルが心配になります。

そこで、おすすめなのがハトムギです。

ハトムギはイネ科に属する一年草の植物。
麦と同じく春に種をまき、秋に刈り取って脱穀する。
たくさん実を収穫できるという意味で「八斗麦」~ハットムギ
と呼ばれたのが、その語源だとされています。

ハトムギ:arwbottom:                  ヨクイニン:arwbottom:

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このハトムギは、古くから様々な薬効があることで
知られています。特に種の殼を破ると出てくる白い実
の部分は漢方では「ヨクイニン」と呼ばれ、古くから
重宝されてきました。

中国の古い医学書である『神農本草経』には
「ヨクイニンは筋肉が異常緊張して引きつり、屈伸
できないもの、関節炎、リュウマチの疾患、疼痛の
ある身体麻痺によい
」とか、「長期に服用すれば
強壮薬になる」などという記述があります。

日本では「ハトムギでイボがとれる」という民間療法
が広く知られ外科的処置が難しい子供のイボとりの
特効薬として用いられてきました。

そして、いずれの説もそれなりの科学的根拠があり
正しいといえます。

ハトムギ(ヨクイニン)を食生活に上手に取り入れるには
一日10~30グラムを目安に粥やスープに入れたり、
煎じてハトムギ茶としたり、ご飯に炊き込んだりすると
よいでしょう。:memo:

イボとり、ニキビ、肌荒れ、鮫肌~サメハダ、美白に効用
が期待できるほか、常用すると口臭や便秘の改善にも
なりますから特に女性にはオススメの生薬です。:say1:

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2009年03月17日 14時57分

今日はいい天気ですね・・・
しかし、黄砂で遠くの山々がかすんで見えます。
鼻の方もムズムズ・・クシュン:exult:

春眠暁(あかつき)を覚えず・・・
春は朝寝坊しやすくなるということですが
この季節、意外と不眠を訴える方が多いのです。

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眠れないことが気になり習慣的・慢性的になったものを
不眠症といいます。

不眠症は脳神経の異常で起こることはまれで、その
大半は一種の不眠ノイローゼと言われています。

したがって眠れなくても開き直って一晩中起きてやれ
という心境になれば案外眠ってしまうものです。

ところが神経質な人は、この一見やさしそうなことが
なかなか出来ないのです。

精神療法や説得療法などメンタルな療法によって
治せることが多いのですが、安易に睡眠薬を用いて
いる方も多く見られます。

睡眠薬は習慣性を起こしやすく中毒になったり、
いろいろな弊害のもとになりますので、くれぐれも
注意してください。

漢方薬は眠らせると言うより、なぜ眠れなくなった
のかを考え、体質的な改善
を目標にしますので、
副作用や習慣性の心配もなく睡眠を取り戻すこと
ができます。

基本的には神経が高ぶって眠れないタイプ(実)と、
血が不足して疲れていても眠れないタイプ(虚)の
二つに分ける事ができます。

後者のタイプは睡眠薬で効果がでにくい場合が多く、
副作用が心配なタイプです。

不眠の漢方治療には専門知識が必要です。
ぜひ、ご相談ください。:say1:

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2009年03月16日 14時43分

春先は昔から「木の芽どき」などと呼ばれてノイローゼ
うつ病、ヒステリー、統合失調症(分裂病)など神経科に
属する病気が多発しやすい時期とされています。

人間の体の中では春は冬に腎が蓄えた栄養を使って
肝がいっせいに働き出す時期です。現代では冬だから
と言って休息する習慣は薄れていますので栄養の蓄積
も不十分な場合が多く、春先は肝の機能失調が起き
易いことと関係があります。

春先に多いこうした神経症は現代医学でいろいろ検査
しても異常を認められない場合が多く心療内科を訪れる
方も少なくありません。

東洋医学では「病は七情から起こる」といって、いろいろ
な感情や不安が病気を引き起こすと考えられています。

もともと漢方は「気の医学」とも言われ一般にはあまり
知られていませんが神経科の専門医の間では漢方の
考え方を取り入れて治療されることが多くなりました。

以前ベストセラーになった春山茂雄ドクターの書かれた
「脳内革命」の中にも不安や悩みなどのマイナス感情は
アドレナリン・ノルアドレナリンの分泌が多くなり血管が
収縮して血圧は上がり体調をこわすことが現代医学で
証明されていることが書かれています。

昔から「病は気から」という言葉がありますが漢方では
この「気」というものを非常に重要視しています。
「気」は形が無くて働きだけあるもので人間の言語、
思慮、行動、すべてを統率しているものだと考えています。

ノイローゼは、この「気」が鬱滞したり、変調をきたした
場合の表れだと漢方では判断しています。
そこで薬としては、「気」の運行を円滑にし高次の神経
活動を正常にする働きの漢方処方を、その方の体質
や症状により調合します。

処方選びには漢方の専門知識が必要ですので
ぜひご相談ください。

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2009年03月15日 11時11分

昨日に続き、目の問題の中でも老眼やかすみ目、白内障

など、加齢による影響が大きい症状は「腎」との関係

も考える必要があります。

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「腎」は人間の老化をコントロールしている臓器だからです。

老化にたいしては現代医学でも防ぎようがありませんが、

漢方では、人間の出生、成長、老化は腎が蓄えている

「精」というホルモン様物質と非常に関係が深いと考えて

います。「精」は「血」から補給されるので、精血同源と

いって、肝と腎の関係を重要視しています。

発育不良や老化防止のために「補腎」という考え方から

漢方薬を使用して治療効果をあげています。

老人性白内障やかすみ目、夜間頻尿、腰痛の治療に

「八味地黄丸」~ハチミジオウガン~という補腎薬が良く

使われます。

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2009年03月14日 17時17分

恋しているときや好きなことに熱中しているときは、
誰でも目がキラキラと輝いています

逆に無気力なときは「目が死んでいる」「目に力がない」
ということになります。なぜ目はこれほどまでに精神状態を
反映しているのでしょうか:?:

また、漢方では患者さんの目を見ることから診察を始める
ことが多いのです。

漢方医学では鼻は肺、口は脾(胃腸)、耳は腎というように
感覚器と臓腑とは密接なつながりがあると考えています。

目と最も関係の深いのが「肝」なのです。

良い精神状態のときに目が輝くのは、肝が順調に機能
していることを表しているのです。また目がショボついたり
疲れやすい、痛むといった症状は肝の気血を巡らせる
機能(疎泄作用)が失調していたり、肝に蓄えられている
血が不足しているときに出やすい症状です。

出産後、本やテレビを見ないように指導されますが、
これは出産に伴う血の消耗で肝に蓄えられてある血が
不足して目に栄養が行かないので、この時期に目を使うと
目にダメージを与えて眼病になる恐れがあるためでした。

また、「春季カタル」(炎症)といって春先になると目が充血
して涙や目ヤニがでて大変痒くなるものがあります。

これも肝の機能が失調しやすいことと関係があります。

日頃、貧血気味の人は春にはこのような症状がでやすく
なります。漢方で血を増やしたり、肝の機能を強化したり
して楽しいスプリングライフを送りましょう。:leaf:

漢方生薬成分配合目薬:arwbottom:
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2009年03月11日 19時08分

今の季節によく野原で見かけるこの植物:arwbottom:

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“よもぎ”です。漢方名は艾葉~ガイヨウ~といいます。

草もちとして昔からお餅に混ぜて食べてきました。

ヨモギには色んな効能があります。

まずは血行を良くして温める作用があります。

また、貧血にはヨモギの葉緑素が役立ちます。

他には各種出血の予防や治療に使用します。(痔の出血など)

最近ではヨモギのエキスがかゆみに大変良く効くとのことで

商品化されています。(パンパニローション):arwbottom:



乾燥したヨモギはお茶として冷え性、貧血、婦人病によく

女性の方に多く飲まれています。:arwbottom:



お風呂に1回100グラムほどガーゼの袋にいれて浴剤として

使用しますと血行が良くなり冷え性、かゆみ、肌荒れに効果が

あります。

またヨモギはもぐさの原料になります。:memo:

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2009年03月07日 17時11分

つくし(土筆)だれの子・・・スギナの子♪

かっちゃんカズノコ・・・ニシンの子♪

今日は、つくしとスギナのご紹介です。

店の裏の空き地にはスギナ、つくし、ヨモギ

などがいっぱい生えていました。

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今日撮影した  つくし:arwtop: と   スギナです。:arwtop:

共に根っこはつながっていて、詳しくはつくしは胞子茎、

スギナは栄養茎といい、一つの植物です。

最近、つくしは花粉症に効果があるとの報告があったり

スギナには糖尿病、腎臓、高血圧、高脂血症などの

メタボ改善効果があるなど注目を集めている生薬です。

乾燥したスギナは当店にございますのでご利用ください。





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2009年03月04日 19時23分

今日は午後から日が差し始めました。

暖かな一日になりました。

もうそろそろ道端に顔を出す:arwbottom:

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タンポポです・・・・

小さいころ、タンポポを折るとその茎からミルクのような汁

が出てきて、いたずらで飲んだりしていました。

漢方では根を使用します。

生薬名を“蒲公英”~ホコウエイ~といいます。

薬効は、オッパイがよく出るようになります。

出産後、乳汁分泌不良の改善に「蒲公英湯」という処方

にして服用します。

また最近ではタンポポのエキスが肝臓に良いということで

健康食品になっていたり、タンポポティーとして

女性の美容と健康にも飲まれています。

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