昨日に続き、目の問題の中でも老眼やかすみ目、白内障
など、加齢による影響が大きい症状は「腎」との関係
も考える必要があります。
「腎」は人間の老化をコントロールしている臓器だからです。
老化にたいしては現代医学でも防ぎようがありませんが、
漢方では、人間の出生、成長、老化は腎が蓄えている
「精」というホルモン様物質と非常に関係が深いと考えて
います。「精」は「血」から補給されるので、精血同源と
いって、肝と腎の関係を重要視しています。
発育不良や老化防止のために「補腎」という考え方から
漢方薬を使用して治療効果をあげています。
老人性白内障やかすみ目、夜間頻尿、腰痛の治療に
「八味地黄丸」~ハチミジオウガン~という補腎薬が良く
使われます。