漢方的な考えでは春は肝が一番過酷に働かされる季節です。
日頃、肝臓の弱い方にはつらい季節になります。
漢方でいう所の肝は肝臓だけでなく胆のうや自律神経それに
筋肉、目なども含まれます。
肝が弱ると目の異常や身体の疲労や脱力感が起こります。
また春には自律神経が失調しやすくなります。
精神的にはイライラや不安感、情緒不安定、パニック、
鬱(ウツ)なども起こりやすくなります。
今まで眠っていた悪因が春の陽光にあぶり出されて
色々出てくる季節なのです。(冬眠から目覚める季節)
身心にアレコレある方は漢方療法が効果的です。
ぜひ、ご相談ください。
ご参考に最近多い“うつ”の診断基準を記しておきます。
(アメリカ精神医学会の基準)
① 憂うつ気分
② 趣味または喜びの喪失
③体重減少(増加)、食欲不振(増加)
④不眠(過眠)
⑤精神運動制止または焦燥
⑥易疲労性または無気力
⑦無価値感・罪責感
⑧思考力や集中力減退 決断困難
⑨死について反復思考 自殺企図 自殺念慮
①②のいずれかがあり、 ③~⑨までの症状が5つ以上あって、
2週間以上続く場合となっています。