私はよく近隣の神社に参拝しています。
境内の看板に厄年は何歳・・とか書かれています。
一体「厄年」って何だ?・・ってよく思うんですが、
みなさん、厄年は何か怖い事や不幸な事がある時期と
思われていませんか。
また、厄年をちまたで言うところの大殺界や天中殺などの
暦の凶運期と同じと思われていませんか。
全く違うらしですよ・・・・
ある神道に詳しい方が述べておられたんですが
特別な信仰を持たなくても、まじめに長く生きてい
ると、死ぬ前には何となく「自分が生かされて来た」事や
「何か大いなる存在」はいるかも知れないと思うものらしいです。
より真剣に仕事や芸に打ち込み、周りの人間を生かす様に
頑張り「生き」続けると、自然と「大いなる存在」を早い年齢
から感じ始めるようです。
正しく思いっきり生きた人間は全く無信仰な人でも、42歳の
厄年を境にして先祖や神仏への密かな感謝心を自然と持ち
始めるとのこと。
「厄年」とは神仏の望む「役をする年」に就く年齢の事です。
神仏の望む役とは正しい信仰を持ち始める事なのだそうです。
正しい信仰とは何かの宗教に入る事では無く、密かに自分一人
で先祖や神仏への感謝の心を持つ事だと。
残念ながら、この事に全く気が付けなければ、神仏との縁が
深い人ほど、今回の人生旅を終了して帰っておいでと成る人
はいます。(やり直し)
厄年とは、お祓いをするべき年齢では無く、正しい信仰に
目覚めるべき節目の年齢でありました。
また身体のサイクルが、今までの生活習慣の是非が反映する
節目の年です。つまり人間ドックに入るには最適な年齢でも
あります。
漢方では「未病を治す医者は名医だ」といって
未病(病気になる前)のわずかな兆候を見抜いて
病気を未然に防ぐという治療が一番と考えています。
厄年には今までの人生を振り返ってみればどうでしょう。